当初、専門学校で勉強するまでの、私のメディアデザインについての認識は今と大きく異なっていたなと感じます。
当時の私は、メディアとは一方通行で受身的なものだという認識を持っていました。
メディアという言葉から連想するのはテレビ、ラジオ、インターネット。
そして、それらは私たちに一方的に情報を与えるだけの媒体だというイメージが強かったです。
そういうわけで、私はweb2.0に代表されるような双方向のメディアの存在を知るよしもありませんでした。
つくる側と見る側の間にボーダーがなくなり、世界中の誰もがアクセスできる、
そして自らが世界に情報を発信する時代が来ているなど思いもしなかったのです。
しかし、メディアデザインは急速に動いていました。
授業を受けている間にも、メディアはものすごいスピードで変化を遂げていったのです。
ユーチューブの普及、さまざまなSNSの登場など新しいメディアが次々と生まれていきました。
数年前までは名前も知られていなかったものが、今では誰もが知っている有名なメディアへと変化する。
メディアの動きは予想以上に顕著でした。
授業を受けた今では、H教授がおっしゃっていた、
「時代の先をよむこと」「予測すること」がいかに大切であるかを身にしみて感じています。
以前なら、おそらく気にも留めなかったような小さな新聞記事に目がいくようになったのも、
時代の動きに興味を持てるようにもなったのも私にとっての大きな変化です。
振り返れば、この授業を受けることにより、
メディアデザインのとらえ方が自分の中で驚くほど変化したことがよくわかリます。